訪問入浴ってなに?訪問入浴のしくみと働き方を知ろう!

日程 : 2023年11月11日(土)
時間 : 13:30 〜18:20
場所 : ウィンクあいち (愛知県名古屋市)

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訪問入浴という言葉は聞いたことあるけれど、訪問入浴がどんなしくみなのかを知らないという方は、実は多くいらっしゃいます。

また、周りに働いている人がいないなどの理由から働き方が分からないという方も。

ここでは、訪問入浴がどういったしくいで運営されているのかや、訪問入浴での働き方をくわしくご紹介します。

目次

訪問入浴がどんな制度なのかをまずは知ろう!

訪問入浴がまずはどのような制度なのかを詳しく知っておくと、訪問入浴の現場でスムーズに仕事ができるかもしれません。

まずは、訪問入浴がどのような制度なのかをご紹介します。

訪問入浴は、専用の浴槽で入浴を提供する!

訪問入浴はサービス提供事業者が専用の浴槽で依頼者へ入浴を提供することをいいます。

対象となるのは以下に該当する方です。

  • 寝たきりなど心身の不調によって自力で入浴をするのが困難な方
  • 身体の不調によって家族が入浴を手伝えないという方
  • 体調面に不安があり医療者の監視下で入浴したいという方

訪問入浴を利用している方の内訳を見てみると、約5割が要介護5、約3割が要介護4、約1割が要介護3に認定された方となっています。

訪問入浴は看護師もしくは准看護師1人以上と、介護職員2人以上が1つのチームとなって入浴を提供していきます。

看護師は主にバイタル測定などを行い、入浴前後の健康チェックを行いつつ、介護職と一緒に入浴の介助をおこないますが、医療機関のように薬を塗るなど、医療処置は行えません。

介護士は主に入浴の介助や移動の介助を行います。

参考:厚生労働省 訪問介護・訪問入浴介護

介護サービスの入浴介助とは違う!

介護サービスの中にも入浴介助があるので、その違いが分からないという方もいらっしゃいます。

介護サービスの中にある入浴介助は、自宅のお風呂で入浴介助をします。

このとき、介護者は訪問しているメンバーのみで提供するのでほとんどは1人で入浴を提供し、看護師が介入することはありません。

さらに、訪問入浴は、入浴の介助以外は行いませんが、介護サービスの入浴介助は入浴だけでなく他の介護サービスの提供も行います。

訪問入浴での働き方は?1日のスケジュール!

訪問入浴についてお分かりいただけたところで、ここからは、訪問入浴で働いた場合の1日のスケジュールについてご紹介します。

1件あたりかけられるのは45分程度

訪問入浴で1件あたりかけられる時間は45分程度です。

訪問入浴は1日4~6件回るため、移動時間も考えるとスピーディーなケアが重要となります。

一般的に、午前中に2件前後、午後に3~4件程度となります。

休憩は比較的自由!報告書を書いて終了

移動はすべて車移動となります。

休憩時間はこの時間!と決まっているわけではなく、入浴介助が入っていない時間をうまく活用して昼食と休憩を摂ります。

昼食は事業所に戻って食べるケースもあれば、車の中でそのまま食べるというケースもあり、訪問先への移動距離なども加味して自身でスケジュールを組みたてていくのです。

訪問入浴で働くなら知っておきたいメリットとデメリット

訪問入浴で働きたいとなった時にはメリットっとデメリットについても知っておくことが重要です。

ここからは、訪問入浴で働くうえでのメリットとデメリットをご紹介します。

訪問入浴で働くメリット

訪問入浴で働くうえでのメリットは働き方が非常に柔軟であるという点です。

1件ずつ業務に1区切りをつけられるので、時間の融通を利かせやすく午前中だけあるいは午後だけで働くこともできます。

夜勤もなく、急変などよほどのことがなければ残業などもないので、家庭との両立も無理なくできるでしょう。

さらに、訪問入浴は入浴介助以外はしません。

医療処置や入浴後のケアなどもしなくてよいので、医療処置をするのが苦手、入浴介護以外の介護ケアが苦手という方にはおすすめの仕事です。

訪問入浴で働くデメリット

訪問入浴で働くうえでのデメリットは2つあります。

1つは、体力勝負であるという点です。

利用者の約5割が要介護5であり、自力で体を動かすのが困難なため、介助の量も増えていきます。

そのため、肩や腰などを痛めたり、体力的に限界が来たりして続けられなくなるケースもあります。

もう1つはお給料面です。

訪問入浴は、夜勤や残業などがないのでいわゆる手当がつきません。

そのため、基本給と資格給というのがお給料のベースとなるので、病院や施設で働く方と比較するとお給料は安い傾向にあります。

ただし、パートや派遣で働いた場合、夏場などの暑くて訪問入浴を提供するのが辛くなる時期にはお給料が増える傾向にあるため、この働き方を検討している方は夏場にたくさん入るとそのぶんお給料で還元されます。

訪問入浴は柔軟に働ける!気になる方はチャレンジしてみては!

訪問入浴は時間の融通が利き、残業や夜勤などもないので、家庭やプライベートも大切にしながら柔軟に働ける職場といえます。

体力的に辛い、お給料が減ってしまうなどのデメリットもありますが、働き方によってはお給料を増やせることもあるため、副業としてのニーズも高いといえるでしょう。

医療行為やほかの介護ケアもほとんどやらず、入浴介助のみに集中できるという点も魅力です。

施設や病院以外でも働きたいという方は訪問入浴という働き方も、一度視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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