介護業界におけるDXの重要性とは?実際の事例も紹介

日程 : 2023年11月11日(土)
時間 : 13:30 〜18:20
場所 : ウィンクあいち (愛知県名古屋市)

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介護業界にはDXの分野も参画しており、介護DX企業の存在は、いまや非常に重要です。

今回は介護業界における医療ITの重要性や、実際に介護業界におけるDXによって活躍している事例も紹介します。

目次

そもそも医療ITとは?

医療ITは、医療が抱える課題をITの力で解決すべく開発されました。クラウドコンピューティングやスマートデバイスなど、さまざまなIT技術によって可能になった医療技術を医療ITといいます。

医療ITのなかで簡単にイメージできるものは、遠隔のオンライン診療や予約システムなどです。他にも、ウェアラブルデバイスやタブレットを用いた在宅医療の支援サービスなどもあります。

医療ITサービスを提供する企業は、医療の業界を超えて、現在は介護業界にも参画してきており、とても注目されています。

介護業界で活躍するDX企業

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略称で、企業が情報技術を仕事や組織に活かすことで、より便利に社会を変革していくという意味です。そのDXの分野で活躍する企業を紹介します。

株式会社ワイズマンは、医療機関向けのソフトウェアを提供しています。地域包括ケアシステムの実現を支援している会社です。最近では介護業界にも注目し、医療・介護連携サービス「MeLL+(メルタス)」を提供し、展開するようになりました。

株式会社カナミックネットワークは、介護業務支援システムの提供、医療介護連携支援を行っています。また、介護・医療のIT化を支援するために、国の事業である「IoTサービス創出支援事業」などにも参画している会社です。

コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社は、もとはコニカミノルタの介護施設向け事業からはじまった企業です。コニカミノルタが得意とする光学技術や、画像分析の技術が活かされた「HitomeQ ケアサポート」を提供しています。施設の課題に合わせたプランが揃っており、見守りや業務の効率化に役立ちます。

DXの力を介護業界に提供してくれる企業が多く存在する

最近では、実際にDXの力で介護業界の力になろうとしている企業が多く存在していますが、現実には、なかなか企業と介護事業が連携できていません。その原因には、DXの効果がすぐに出ない点、コストの問題で導入ができない場合があるという点などが挙げられます。また、DXを導入することによって現場の環境や仕様が大きく変わります。この変化に対し、現場の理解を得られない場合もありますが、DXの力が介護業界に取り込まれることにより、日常業務の効率化が期待されるでしょう。大きな問題である人材不足も、このDXにより少しずつ改善していくことが考えられます。

今後、介護事業を行っていく中で、企業と連携を取りながら医療ITの力を取り入れていくことが重要になってくるでしょう。

DXの導入で効率的な介護業界に

介護業界の限界が問題とされる今、企業との協力やDXの導入が今後の介護業界の維持や発展していくための大きな要とされています。人材不足の問題や、人材不足からくる一人当たりの仕事量の問題も、アナログだった部分をデジタルに変えることで解決できるでしょう。

これから先、介護を必要とする人口が増えていきます。時代とともに、仕事の効率化を意識し、すべてマンパワーでこなすという考えから脱却することで、新しい介護業界の道が開けるのではないでしょうか。

情報技術専門の企業の力を借りることで、今までの介護業界に足りていなかった部分が補われ、今以上に介護業界が利用者さんと介護職員の双方に優しい現場になることでしょう。

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