介護業界と関わる企業とは?
介護業界にはさまざまな一般企業も参画してきており、一般企業と協力していくことが今後の介護業界には必要不可欠だといわれています。
今回は介護業界と関わる企業について解説していきます。
なぜ介護業界は企業との協力が必要?
なぜ、介護業界は一般企業と協力することが必要不可欠だと言われるようになったのでしょうか。
それは、介護業界の高齢化が進んでおり、このままでは保険サービスだけではまかなえなくなってくるのではないかと予想されているためです。
この問題を解決するためには、保険外サービスを提供していく必要があり、保険外サービスの提供には企業の協力が必要不可欠です。介護保険の適応内でできるサービスには限界があります。
しかし、保険外サービスがあることで、時代に即したサービスを介護事業の中で提供していくことができます。
介護業界の需要が増す中で、企業では少子化による、若者をターゲットにした市場が減少し、以前よりも収益が見込めない事態が発生しました。そんな中、企業が介護業界に参入することにより、企業自体の収益増を狙う動きが出ています。
介護業界と関わる企業
介護業界で時代に即したサービスを行うには、保険外サービスが必要であるということを説明しました。現在、この保険外サービスを実際に提供している企業があるので解説していきます。
セコム医療システム株式会社では、介護保険適用外の「ほっと・ケア」サービスを提供しています。
サービスの料金は利用者さんの負担になりますが、介護保険では対応できない幅広い充実したサービスが大きな特徴です。たとえば、日常生活の手伝いはもちろんのこと、買い物や美容院への同行、日帰り旅行の同行も対応してもらうことができます。
さらに、来客対応や喫茶店で一緒にお茶を飲むなどの幅広い日常生活のケアもサポート対象です。
株式会社ツクイでは、介護保険適用外のサービス「プライム・ワン」を提供しています。
利用者さんのライフスタイルにおいて、家事から介護まで好きな組み合わせで30分以上の利用からサポートしてもらえるサービスです。この他にもツクイの他のサービスを利用している人対象で、公的保険サービスの前後に15分間利用できるサポート「ワンケアプラス」もあります。
保険外サービスを利用することで介護の限界を突破し、利用者さんの生活の幅が広がるでしょう。
介護業界に力を貸したいと考える企業は多い
今後の高齢化が進む中で、医療や介護業界が注目されています。
需要が高まる中で様々なニーズが上がってきている現状です。
さらに「自立支援」がこれからの高齢者介護で着目される中で、企業と協力してできる介護保険外サービスが重要となっています。保険外サービスは、保険サービスよりも利用者さんができることの幅が増えて、ますます自立支援につながると考えられています。
経営側も積極的に企業と協力して、さまざまなサービスを提供していくことが、社会に対する介護業界への需要に答えることに繋がるでしょう。
企業との関わりで充実した介護業界に
介護の分野で、保険外サービスの提供を行っている企業の紹介をしました。
介護業界では、どうしても介護保険の関係から、提供できる保険サービスに限界がありました。そんな中での企業の参入は、利用者さんにとっても受けられる介護サービスの選択肢が広がり、利用者さんの生活の充実度を高めていくことができるのではないでしょうか。
介護業界は、この先ますます需要が上がることが考えられます。
介護業界と企業が協力し合い、保険サービス、保険外サービス共に充実した介護サービスを展開していくことにより、介護の現場が崩壊することなく、明るく選択肢の多い介護の現場が期待できるようになるのではないでしょうか。
介護業界の経営者は、ぜひ企業とのかかわりも意識し、協力していくことをおすすめします。