放課後等デイサービスの人材育成方法を紹介します!

日程 : 2023年11月11日(土)
時間 : 13:30 〜18:20
場所 : ウィンクあいち (愛知県名古屋市)

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「スタッフを効率よく育成する方法を知りたい」
「モチベーションの高いスタッフを育成する方法を知りたい」

このような悩みを抱えている放課後等デイサービスの管理者も多いのではないでしょうか。放課後等デイサービスにとって人材育成は重要です。今回は、放課後等デイサービスで取り組める人材育成方法について解説します。高いモチベーションを持って働くスタッフを増やしたい経営者の方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

放課後等デイサービスでの人材育成が重要な理由

課後等デイサービスは、保育士、看護師、リハビリのスタッフなど、さまざまな資格と経験をもったスタッフが働きます。

価値観と知識、スキルのレベルもスタッフごとに異なるため、うまく連携が取れない、コミュニケーションが取りづらい、といった問題が発生しやすい環境といえるでしょう。人材育成制度を充実させて、スタッフのレベルを底上げできるとスタッフ間の連携がスムーズに取れるようになります。

また、スタッフが仕事に対して達成感や成長を感じられるよう、教育・研修によってスキルアップを促進し、やりがいを持てる環境を整えることも重要です。

放課後等デイサービスで人材育成方法

放課後等デイサービスで人材育成を行うにあたって、いくつかの方法があります。いくつか人材育成方法をご紹介しつつ、それぞれの特徴をご紹介します。

社内研修

社内研修は、すぐに取り組みやすい人材育成方法のひとつです。社内研修の時間を作って、定期的に研修を開催します。

内部に専門知識を持っているスタッフがいるのであれば、自社スタッフを講師にして研修を開催できます。また、場合によっては外部講師を招いてもよいでしょう。現場で起こる具体的な事例を使いながらケーススタディを行うこともできるので、より実践的な内容を学べます。

同僚同士で情報交換やコミュニケーションを深めることで、チームワークの向上にもつながるでしょう。また、社内研修を通してスタッフのモチベーションが向上する効果も期待できます。ただし、研修の企画出しから開催の準備まで自社内で行うため、スタッフの負担が大きくなることにも注意しておきましょう。

外部研修

外部研修を利用することで、社内で学びきれない知識や技術を獲得できます。

外部の専門機関やトレーナーからの講義や指導によって、業界の最新情報やトレンドを学ぶことができるでしょう。また、他施設や業界の人との交流も生まれ、新たな発想やアイデアを得ることができます。

外部で学んだスタッフは、自分の知識とスキルに自信を持って働けるようになります。スタッフのモチベーションを向上させる効果も期待できるでしょう。

研修費用が大きくなる可能性もあるため、計画的かつ効率的な研修活用が求められる点には注意しましょう。継続的に外部研修を活用することで、スタッフの能力向上やサービス品質の向上につながる効果も期待できます。

1on1ミーティング

放課後等デイサービスでの人材育成方法の一つとして、1on1ミーティングも活用できます。1on1ミーティングとは、人事評価のための面談ではなく、スタッフ1人ひとりのスキルアップのために開催される面談です。

スタッフ1人ひとりの悩みやキャリアに関する悩みに答えることで、スタッフのモチベーションも向上し、学習意欲も高まるでしょう。また、上司もスタッフの目標や課題を知ることで、適切な支援を提供でき、スタッフの成長を促進できます。

資格取得

放課後等デイサービスでの人材育成方法として、資格取得支援制度を導入してもよいでしょう。

スタッフの学習意欲が高かったとしても、資格取得には学習費用や試験費用がかかります。費用が支払えずに学習できないスタッフがいるかもしれません。

仮にスタッフが資格を取得することで新たな加算等を算定できるのであれば、施設の収益的にもプラスになります。また。スタッフのキャリアアップと意欲向上にも繋がり、離職率を低下させる効果も期待できるでしょう。

人事評価基準の明確化

放課後等デイサービスなどの福祉系施設では、スタッフ個人の実績を数値化しにくいので、人事評価の基準が曖昧になっているケースもあります。

しかし、スタッフの人材育成を促進するためには、人事評価基準の明確化が重要です。職員がどのような業務を行い、どの程度の成果が求められるかを明確にすることで、職員1人ひとりのスキルを把握しやすくなります。

また、明確な評価基準に基づいたフィードバックを提供できると、スタッフの強みや課題を把握できます。スタッフ一人ひとりに応じて必要な研修や指導を行えると、職員のスキルアップや業務改善が図れ、サービス品質の向上に繋がるでしょう。

放課後等デイサービススタッフのモチベーション向上に繋がる人材育成方法

スタッフは、高いモチベーションを持って働けなければ、自分のスキルを向上させようと思わないでしょう。ただスタッフ育成の仕組みを作るだけでなく、モチベーション向上にも繋がる育成方法を考えなければいけません。以下の点に注意して人材育成に取り組みましょう。

  • スキルアップの機会を提供する
  • 目標達成に向けてサポートする
  • 的確なフィードバックをする
  • コミュニケーションを促進する

日々の学びを活かして目標を達成することで、スタッフ自身の成長に繋がり、やりがいや自信を得られます。また、職員の仕事への取り組み方や成果を評価し、適切なフィードバックを行えると職員の成長やモチベーションを向上させる効果も期待できるでしょう。

コミュニケーションを促進することも重要です。職員同士や上司とのコミュニケーションが円滑に行われると、チームワークが向上し、スタッフのやる気とモチベーションを高められます。

放課後等デイサービス人材育成後のフォローアップが重要

放課後等デイサービスでの人材育成は重要ですが、育成後のフォローアップも同様に重要です。育成したスタッフのスキル維持・向上やモチベーションを維持するためにフォローアップを行っていきましょう。

具体的には、定期的な面談やフィードバックを行い、スタッフの疑問点や課題を解決してスキル維持・向上に繋がります。また、スタッフの意見やアイデアを聞き、サービスの改善につなげることも重要です。

さらに、育成したスタッフが職場で活躍している姿を他のスタッフに見せることで、他のスタッフにも良い影響を与えます。人材育成の企画を一度実施したら終わりではなく、スタッフにとっての成長や職場での自己実現を達成させるため、継続的に取り組まなければいけません。

放課後等デイサービススタッフが成長する環境を整えることが重要

デイサービスで働く職員の成長は、利用者のサービス品質や安全性を確保するために必要不可欠です。そのため、職員が成長する環境を整えなければいけません。

職員のスキルアップやモチベーション向上には、定期的な研修や1on1ミーティングなどが効果的です。また、上司や同僚からのフィードバックやアドバイスも職員の成長を促進するでしょう。

人材育成できる職場環境が整っていると、スタッフはモチベーション高く働けます。モチベーションの高い職員が増えることで、サービス品質を向上させる効果も期待できるでしょう。

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この記事を書いた人

野田晃司のアバター 野田晃司 作業療法士/ライター

2010年に作業療法士資格を取得し、2年間の病院勤務後、通所介護施設を運営する企業に入社。2つのデイサービス立ち上げを経験後、施設管理者として8年勤務。その間、高齢者デイサービス、放課後等デイサービスなどを展開し、約50名の従業員が勤務する会社の役員としてマネジメントにも関わる。
現在は、フリーのWebライターとして活動中。長年の経験と知識を活かし、多数のメディアで記事を執筆する。

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