介護業界の人材採用のコツとは?人材不足の解消方法
介護業界において人材不足は深刻な問題です。今後高齢化が進み地域での介護需要が高まる中、さらに人員確保が重要な課題といえるでしょう。
今回は人材不足に悩む介護事業の経営者のために、介護業界における人材採用の方法やコツを紹介します。
介護業界の人材不足とこれからの需要
介護業界は高齢化や地域包括ケアシステムの構築が進む中で、地域での需要が高まっていくでしょう。訪問看護やデイサービスなどの施設も、今以上に増えていくことが予想されます。
厚生労働省は2021年7月に「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」を発表しました。ここでは、2025年度には約243万人、2040年度には約280万人の介護人員の確保が必要といわれています。
介護職員の高齢化や、若手職員の教育、キャリアの課題から離職が問題となる中で、介護人員の需要が高まる一方です。そのため、ますます人材不足が深刻になっていくと予想できるでしょう。
介護業界の人材採用の現状と多様化する求人方法
現在、介護業界の人材採用は人材紹介サービスがほとんどで、なかなか人員が確保できず、適切なマッチングができないのが現実です。
時代が変わる中で、今、若手の職員を集めるには、求人方法を増やしていく必要があります。そのためには、若者が普段使うSNSツールの活用が有効です。
例えば、若者がよく使うSNSツールにはTwitterやInstagram、TikTokが該当します。
広告を打って求人を出すのもよいですし、施設ごとにSNSを運営し、施設や介護業界に興味があるターゲットに知ってもらう活動をしていきましょう。これがきっかけとなり、介護業界での仕事を希望するターゲット層の人材が来てくれるでしょう。
特にTikTokはショート動画で、若者に訴求することができるので、うまくPRできると結果が出やすいかもしれません。SNSツールによってさまざまな特性があります。上手く使い分けて求人を募集してみましょう。
これからの介護業界の人材採用に重要なこと
今後さらに介護業界は人材採用が課題となってくるため、人材確保の方法を工夫していく必要があります。
そして介護事業では競合が増えていくことも予想できるため、自分の事業の魅力を売り出していくことも重要です。
株式会社介護コネクティブでは、代表の地元である愛知を盛り上げるために愛知に「まちづくり事業部」を設立し、日々の活動において地元に貢献しています。さらに、2021年11月に同県内で自立支援特化型のデイサービスである「IKIGAI」を開業しました。
介護業界の未来を創るためにチームで活動する取り組みです。
さらにまちづくり事業部では、全国から募った応援会員である企業が新たな事業開拓をする際に、施設を実験場として試行しています。
株式会社介護コネクティブは、これからの介護業界と地域の在り方を考えた、型にはまらない新しい発想を大切にしている会社です。
型にはまらず多様な求人方法で人材確保を
介護業界の人材採用は、まだまだ人材紹介サービスに頼っています。
しかし、それだけでは人材は集まりせん。これからの時代は、SNSを活用することで効率的に人材確保をしていきましょう。
SNSを使うと、施設独自の活動や理念などをたくさんの人に伝えることができます。求人のターゲット層に施設からの思いが伝わるように発信していきましょう。人は、共感で動くものです。これからの時代は、相手の心を共感させて「ここで一緒に働きたい」と思わせることができるよう発信していくことが大事です。
現在では、企業向けのSNSコンサルなどもたくさんあるので、一度説明を受けてみるのもよいでしょう。まだSNSツールを導入していない経営者は、ぜひSNSを取り入れて意欲がある若者を求人で見つけましょう。