介護職でもワーケーションできる?介護業界におけるワーケーション
最近注目されているワーケーションですが、介護職では出来ないだろうと考えられていました。
しかしそんな介護業界でも、ワーケーションが注目されており、実際に介護業界でも、ワーケーションが行われています。
今回は介護業界のワーケーションについて解説していきます。
そもそもワーケーションの定義とは
ワーケーションとは、働く(work)と休暇(vacation)からきた造語です。
休暇という認識や、余暇を楽しみつつ仕事をすること、またはチーム力や想像力を高めるための働き方などといわれています。
リモートワークが広まる近年で注目されていますが、介護職はリモートワークが不可であり、介護業界はワーケーションとは無縁だと考えられてきました。
しかしワーケーションの幅広い定義に注目し、介護業界でもワーケーションができることがわかり、実際に行われているところもあります。介護業界でのワーケーションとは、いったいどんなものなのでしょうか。
介護業界におけるワーケーション
今では自分自身を見つめるという意味として、介護職を集めたワーケーションが開催されています。
株式会社Rebeでは、医療看護職や学生、地域医療や福祉に関心のある人を対象にした古民家でのワーケーションを開催しています。リノベーションした古民家を起点に、ワークやバーベキュー、自然探索などを通じて自分自身の原点回帰がテーマの活動です。
さらに、ジャガイモを植え付けしながら街づくりについて話し合う活動など、対象者は同じでも内容は様々です。
このワーケーションは、参加者が、高齢化と過疎化により介護の環境が整っていない村と接点を持つことで、地域問題の解決に関心を持ってもらうという取り組みでもあります。
このほかに、介護業界では利用者さんと一緒に旅行に行くというスタイルのワーケーションも注目されています。今後は様々なワーケーションが開催されることが予想されるでしょう。
介護業界にも幅広い働き方を
介護業界では、働き方や離職率が以前からの課題となっていましたが、その中でワーケーションなどの新しい働き方も注目されてきています。
若手の経営者が柔軟な思考で新たな働き方を取り入れていくことで、介護業界にも幅広い働き方が広がるのではないでしょうか。
株式会社介護コネクティブでは、自立支援を軸に、全国のたくさんの企業とコミュニティを創り上げ、コラボセミナーやイベントをはじめとする介護の活動を行っています。今までの介護の概念にとらわれない幅広い働き方を実行している企業です。
このような幅広い働き方を推奨し、活動していく企業がこれからたくさん出てくるでしょう。今後はワーケーションを含むたくさんの選択肢が増えていくことが考えられます。
ワーケーションの導入で心にゆとりを持てる介護業界に
介護業界におけるワーケーションは、介護職同士が集まって自分を見直す時間を作り、介護を通じて人と人とをつなぐ時間やきっかけになります。
ずっと介護の現場で働いていると、どんなに頑張っていても疲弊してしまい、ときには自分の仕事に違和感を持つ人も出るでしょう。
そんな時にワーケーションに参加することで、現場では見えなかった自分のメンタルの部分や介護に対する思いなどを再確認するきっかけができます。
ワーケーションの導入は、介護に携わる人が心にゆとりを持つためにも非常に有効な手段です。ワーケーションが導入されることにより、介護業界がますます穏やかで温かい環境になることでしょう。経営者さんは、そんなワーケーションの導入を検討してみてはいかがでしょうか。