【介護事業経営者向け】訪問看護ステーションで言語聴覚士を採用するためには

日程 : 2023年11月11日(土)
時間 : 13:30 〜18:20
場所 : ウィンクあいち (愛知県名古屋市)

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言語聴覚士の就職先に介護業界への就職も増えています。

しかし訪問看護ステーションで就職する言語聴覚士は少なく、どのような業務をするのか、どのような需要があるのかを知らない方も多いでしょう。

今回は介護事業経営者へ向けて、訪問看護ステーションで言語聴覚士を採用するために知っておくべきことを解説していきます。

目次

訪問看護ステーションにおける言語聴覚士の需要

言語聴覚士は、主に病気や事故、加齢によって落ちた嚥下機能の評価・訓練や、言語訓練を行います。嚥下機能の低下や失語症などで悩んでいる高齢者は、あまり広く知られていませんが、たくさんいるのが現状です。

そのため在宅で過ごす高齢者の中にとって、言語聴覚士の需要も高まっています。
訪問看護ステーションの言語聴覚士は、利用者さんの自宅に直接行くことで、利用者さんが実際に生活の中で困っていることを見つけます。そこから改善策を考え、より利用者さんに合わせたリハビリのメニューを組むことができます。

上手く話せない、会話が聞きにくい、食事でむせてしまう等の悩みからコミュニケーションや日々の生活に消極的になってしまう高齢者が多くいるのが現状です。リハビリでは理学療法士などが有名ですが、言語聴覚士が提供できるリハビリの分野もとても必要とされています。

訪問看護ステーションで働く言語聴覚士の現状

2015年に厚生労働省が出した資料によると、日本の訪問看護ステーションに在籍するリハビリ職の1事業あたりの割合は、理学療法士が0.9人、作業療法士が0.4人、言語聴覚士がわずか0.1人という現状になっています。

少ない人数とは反対に、病院での在院日数の短縮化にともない、病院で十分なリハビリを受けられないまま在宅復帰をする人が多くいるのが現状です。そのため、在宅で言語や嚥下などの機能評価・訓練ができる言語聴覚士の需要はとても高くなっています。

訪問看護ステーションで言語聴覚士の採用を増やす方法

そんな言語聴覚士の採用を増やすためには、言語聴覚士が訪問看護ステーションでどんな仕事をしているか、どんな需要があるのか知らない人が多いため、まずは知ってもらうための発信をすることが必要になってきます。

これからの時代は言語聴覚士の在宅での需要がさらに高まっていくことについての発信もしましょう。直接利用者さんの生活の場に入ることで、利用者さんが抱える問題が見えて、アプローチしていける、やりがいを感じられる仕事である、など魅力やメリットを挙げて具体的に発信するのをおすすめします。

言語聴覚士は訪問看護ステーションでとても需要が高まっている

言語聴覚士による専門的なリハビリは、リハビリセンターだけでなく訪問看護ステーションでも需要が高まってきています。食べる動作は生きていくため、また聞く、話すなどの動作は他者と円滑にコミュニケーションをとるために欠かせないものです。嚥下機能の低下や、難聴、言語障害の悩みから在宅に引きこもりがちになってしまう利用者さんを助けてあげるには、言語聴覚士のサポートが必要です。

言語聴覚士が訪問看護ステーションという環境で活躍することで、多職種からの協力も得られ、より充実したリハビリを提供することができるようになるでしょう。働く場所によって経験できる内容は大きく異なります。言語聴覚士の方は、訪問看護ステーションの特色も知った上で、転職先を考えることをおすすめします。

また、訪問看護ステーションで言語聴覚士を採用する方は、この職場だからこそ活かせる言語聴覚士のスキルや特徴を説明しましょう。その上で、必要としている利用者さんがたくさんいること、そして働き甲斐のある環境であることを伝えていきましょう。

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