デイサービスの稼働率全国平均について解説します

日程 : 2023年11月11日(土)
時間 : 13:30 〜18:20
場所 : ウィンクあいち (愛知県名古屋市)

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「デイサービスの稼働率はどう求めるの?」

「全国のデイサービスの稼働率平均はどのくらいなのだろう?」

と考えるデイサービスの関係者の方もいらっしゃると思います。デイサービスの稼働率は運営の効率化や収益の向上にとって非常に重要な数値です。本記事では、デイサービスの稼働率平均やその意味や影響について詳しく解説します。

目次

デイサービスの稼働率とは?

稼働率の計算方法とは?

稼働率=(平均利用人数)÷(1日の利用定員)

平均利用人数=(1カ月の延べ利用者数)÷(営業日数)

以上の式で求めることができます。

稼働率の計算例

では例として計算をしてみます。

  • 1カ月の営業日数:24日
  • 1日の定員:18名
  • 1カ月の延べ利用者数:300名
  • 平均利用人数:300名÷24日=12.5名/日
  • 稼働率:12.5名/日÷定員18名=69.4%

このような順番で稼働率を求めていきます。

デイサービスの稼働率の全国平均は?

福祉医療機構が2021年度に実施した「通所介護事業所の経営状況について」の調査結果によると、事業規模区分別の利用率(稼働率)の全国平均は以下のようになっています。

事業規模区分別平均利用率(稼働率)

  • 地域密着型:73.5%
  • 通常規模型:68.4%
  • 大規模型(ⅰ):74.7%
  • 大規模型(ⅱ):74.7%

黒字事業所・赤字事業所の平均利用率(稼働率)

また事業所の規模は関係なく、黒字事業所・赤字事業所で分類すると

  • 黒字事業所の利用率(稼働率):72.2%
  • 赤字事業所の利用率(稼働率):64.9%

となっています。

ご自身の事業所の数値と比較するといかがでしょうか?

デイサービスの稼働率をチェックすることがなぜ大切なのか?

デイサービスの稼働率をチェックすることが重要なのは、運営の健全性や利用者の満足度に大きな影響を与えるためです。以下に、その理由を3つご紹介します。

運営の効率性の評価

稼働率は、提供可能なサービス時間に対して実際に利用された時間の割合を示す指標です。高い稼働率は、施設や職員を最大限活用していることを示し、運営の効率性が高いことを示します。逆に低い稼働率は、無駄な時間やリソースの浪費を指摘するサインです。

収益性の向上

高い稼働率は、デイサービスの収益性向上に直結します。稼働率が増加することで、収入も増加するため、適切な稼働率の維持は運営の健全な財務基盤を築く重要な要素です。

競争力の維持

デイサービス市場は競争が激化しています。高い稼働率を維持することは、他の施設との競争において優位に立つための要素です。利用者からの支持を受けることで、新規利用者の獲得や既存利用者の維持が容易となります。

デイサービスの稼働率は、運営の健全性、利用者満足度、経済的な収益性など多岐にわたる側面に影響を与える重要な要素です。2021 年度の赤字事業所割合は46.5%と高い水準であることからも稼働率の数値を高めていくことは非常に重要です。高い稼働率は、デイサービスが健全に運営されている証拠とも言えます。

平均稼働率を向上させる方法

平均稼働率を向上させるための具体的な方法を以下の項目ごとに説明します。

利用者満足度の向上

利用者の満足度を高めることは、平均稼働率を向上させるための重要な要素です。満足度を向上させるためには以下の点に注意を払いましょう。

個別ニーズへの対応

利用者一人ひとりのニーズや希望を理解し、プログラムやサービスをカスタマイズすることで、利用者の満足度が向上します。アンケートやフィードバックを活用して、利用者の声に耳を傾けましょう。

コミュニケーションの強化

利用者とのコミュニケーションを大切にし、相互の信頼関係を築くことが重要です。利用者の声を受け入れ、改善策を実施する姿勢を示すことで、利用者は満足度を高めて施設に継続的に通う可能性が高まります。

ケアマネジャーとの関係構築

ケアマネジャーとの協力関係を築くことで、利用者の紹介を通じて稼働率を向上させることができます。

定期的な連絡

ケアマネジャーとの定期的な連絡を通じて、利用者のケアプランや進捗状況を共有しましょう。コミュニケーションの頻度を高めることで、ケアマネジャーも信頼を深め、利用者に対してデイサービスを推薦しやすくなります。

情報共有の効率化

ケアマネジャーとの情報共有をスムーズに行うための仕組みを構築します。利用者の状況やプラン変更などが的確に伝わるようにし、連携の円滑化を図りましょう。

効率的な営業

効率的な営業戦略を展開することで、新規利用者の獲得や既存利用者の維持を図り、平均稼働率を向上させることができます。

ターゲットの明確化

どの層の利用者に焦点を当てるかを明確にし、そのニーズに合ったアプローチを行います。例えば、歩行練習を主に行いたい方、お風呂には必ず入りたい方などターゲットを細分化してアプローチします。

ウェブサイトとSNSの活用

デイサービスの情報を分かりやすくウェブサイトに掲載し、SNSを活用して情報発信することで、新規利用者の興味を引きやすくなります。特にデイサービスの特長やメリットを明示しましょう。

これらの方法を総合的に取り入れることで、利用者の満足度を向上させ、ケアマネジャーとの連携を強化し、効果的な営業活動を展開することができます。これにより、平均稼働率の向上を実現できるでしょう。

まとめ

デイサービスの稼働率は、運営の健全性や利用者満足度、収益性などに大きな影響を与える重要な指標です。この記事では、デイサービスの稼働率の計算方法や全国平均について詳しく解説しました。稼働率を向上させるためには、利用者満足度の向上、ケアマネジャーとの関係構築、効率的な営業活動が不可欠です。

利用者満足度の向上には、個別ニーズへの対応とコミュニケーション強化が重要です。また、ケアマネジャーとの連携を図り、情報共有をスムーズに行うことで利用者の紹介を促進できます。さらに、ターゲットを明確化し、ウェブサイトやSNSを活用した効果的な営業戦略も平均稼働率向上に寄与します。

デイサービスの成果を最大化するために、これらの方法を総合的に取り入れ、稼働率を高める努力を続けることが求められます。高い稼働率は、デイサービスが地域社会で支持され、利用者に質の高いサービスを提供している証拠となります。

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